RCI?どんなメリットがあるの?
RSIとは別なの?
前回は、「テクニカル分析【ストキャスティクス】」について、ご紹介しました。
今回は、テクニカル分析【RCI】についての記事になります。
チャートやテクニカル分析にまったく触れたことが無い、投資初心者の方向けにポイントをシンプルに説明していきます。
RCIとは?
RCIは、「一定期間内の時間と価格の順位を決め、その相関関係を表示した指数」です。
一定期間の値動きを上昇と下落に分け、上昇が全体の何%だったかの数値をグラフ化し、買われ過ぎや売られ過ぎを判断するのに利用されます。
例えば期間を12日間と設定した場合は12日間の上昇で+100%、下落で-100%となります。
RCIの活用法
RCIは+100%から-100%の範囲で相場の過熱度を示し、ラインが+80%以上なら「買われすぎ」、-80%以下なら「売られすぎ」と判断します。
順張りエントリー
・RCIがマイナス領域からプラス領域に入れば買いサイン
・RCIがプラス領域からマイナス領域に入れば売りサイン
逆張りエントリー
・「買われ過ぎ」判断の100%ラインに接近した後に反落、80%ラインを下回ってきたら売りサイン。
・「売られ過ぎ」判断の-100%ラインに接近した後に反転、-80%ラインを越えてきたら買いサイン。
RCI・RSIの違い
RCIとRSIはどちらも「買われすぎ」「売られすぎ」を判断する相場の過熱度を示すテクニカル指標です。
RCIはトレンド系の性質も持ち、順張り・逆張りの両方のトレードに使用することができますが、RSIは逆張りに特化している点で異なります。
また、RSIは価格の変動幅を考慮しますが、RCIは価格の変動を考慮しないため、急騰時や急落時の反応が鈍い傾向があります。
ダイバージェンス
価格とRCIの動きが逆行する現象。例えば、相場が上昇しているのにRCIは下落している、または相場が下落しているのにRCIは上昇しているといった状態です。
ダイバージェンス発生後にトレンドが転換する傾向にあるため、トレンド転換の売買サインとして使われることもあります。
テクニカル指標組み合わせ
各テクニカル指標には「トレンド系に強い」「レンジ相場に強い」等の特徴があります。
エントリーポイントや利確ポイント、ダマシの回避の予測精度を上げるためには単一の指標だけでなく、テクニカル指標を組み合わせて使うことが有効です。
ネットを検索して探す方も多いと思いますが、本当に多種多様な組み合わせがあります💦
自分が使用している組み合わせを紹介しますが、1つの例としてご参考ください。
ボリンジャーバンド
MACD
RCIを使う際の注意点
他のテクニカル指標と同様に、売買サインとは逆に動くダマシがあるので注意しましょう。
強いトレンドが発生した場合、RCIは100%または-100%に近い位置で横ばいで張り付いたままなのに、価格はそのまま上昇する可能性もあります。
他のテクニカル指標と組み合わせて、予測精度を上げていきましょう。
見方が簡単なので、設定後にチャートを見ながら理解を深めていきましょう。
当記事に掲載されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的として当サイトが作成したものであり、特定の金融商品の勧誘や売買の推奨を目的としたものではありません。
言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします (-。-)y-゜゜゜