

仕事・収入が変わり、生活が苦しくなった
いざ自分が当事者になった場合、「結局、何から考えればいいの?」と迷うことはありませんか?
このページでは、そのような問題に直面したときに知っておきたい情報を、単なる制度や知識の解説ではなく、「考えること → 選ぶこと → 比べること → 次にやること」の順番で整理します。
最初からすべてを調べる必要はありません。まずは、自分が今どこを確認すべきなのか「現在地」を見つけてください。
この記事で分かること
- 最初に考えるべきこと
- 見落としやすいポイント
- 考えられる主な選択肢
- 選択肢を比較するときの判断基準
- お金・仕事・住まい・支援の4つの視点
- 典型的なケースごとの考え方
- 確認しておきたい制度・手続き
- 最初にやること
- 具体的なHOW TO
- 専門家・相談先を利用したほうがよいケース
「仕事・収入が変わり、生活が苦しい。」まずどう考える?
「仕事・収入が変わり、生活が苦しい。」といった問題に直面した場合、いきなり「正解」を探す必要はありません。
先に確認したいのは、「この問題を考えるために、何を知っておく必要があるのか」ということです。
なぜなら、ひとつの問題に見えても、実際には複数の問題が重なっているケースが少なくないからです。
また、焦って解決策を探そうとすると尚更、判断を間違えたり混乱して問題に対処できない可能性があります。
そこで、このページでは次の順番で整理します。
- 状況
- 考えること
- 選択肢
- 判断材料
- 次に読む
- HOW TO
まず考えること10項目
「仕事・収入が変わり、生活が苦しい。」といった問題に直面したとき、最初に確認したいポイントを10項目に整理します。
1.収入減少は一時的か継続的か?
最初に確認したいのは、現在の収入減少が一時的なものなのか、今後も続く可能性が高いのかという点です。
残業や賞与が減っただけなのか、時間給の方なら勤務時間が減ったのか、転職や退職によって収入構造が変わったのかでも、取るべき対応は変わります。
一時的な減少なら支出調整や貯蓄で乗り切れる可能性があるかもしれません。しかし、長期化しそうな場合、転職や副業、住居費の見直しまで含めて考える必要があります。
確認したいこと:現在の収入額、減少した理由、今後の収入見込み、元の水準に戻る可能性
2.毎月の生活費はいくら必要か
「生活が苦しい」と感じたときほど、まず毎月いくらあれば生活を維持できるのかを把握することが重要です。
食費や光熱費だけでなく、住宅費、通信費、保険料、税金、社会保険料、教育費、ローン返済なども含めて考えます。
ここで知りたいのは、理想的な生活費ではなく、「これだけは必要」という最低限の生活維持費です。
確認したいこと:毎月の固定費、変動費、ローン返済額、税金・社会保険料など
3.固定費をどこまで見直せるか
収入が減ったからといって、食費や日用品だけを削り続ける方法には限界があります。
住宅費、通信費、保険料、サブスクリプション、車関連費など、毎月発生する固定費を確認すると、生活への影響を抑えながら支出を減らせる場合があります。
ただし、金額だけで判断すると、必要な保障や生活基盤まで失うことがあるので注意しましょう。
確認したいこと:解約・変更できる固定費、契約期間、違約金、生活への影響
4.住宅ローン・家賃への影響
住宅費は、収入が減ったときに特に大きな負担になりやすい支出です。
住宅ローンを抱えている場合は、返済額だけでなく、今後の収入とのバランスを確認する必要があります。
賃貸の場合も、家賃が生活費に占める割合が大きければ、更新や引っ越しのタイミングで住居費を見直す選択肢が出てきます。
確認したいこと:月々の住宅費、残りの返済期間(ローン)、契約条件、住み替えによる費用
5.家族の生活への影響
収入が変わったとき、その影響は本人だけにとどまりません。
教育費、住宅費、家族の生活費など、家計全体を見て判断する必要があります。
一人で抱え込んでから家族に伝えるより、「何が変わったのか」「今後どうなりそうなのか」を早めに共有したほうが、選択肢を検討しやすくなります。
確認したいこと:家族の生活費、教育費、家族の収入、今後予定されている大きな支出
6.転職で収入が戻る可能性
収入を増やす方法として、まず検討しやすいのが転職です。
ただし、「今より給料が高い会社」を探すだけでは十分ではありません。
年収だけでなく、勤務地、通勤時間、賞与、福利厚生、雇用の安定性、将来的な収入の伸び方なども比較する必要があります。細かく調べるのは簡単ではないですが、調べられる範囲で確認していきましょう。
確認したいこと:想定年収、転職にかかる期間、転職後の生活への影響、現在の経験・資格で狙える求人
7.副業・追加収入の可能性
転職だけが収入を増やす方法ではありません。
現在の仕事を続けながら、副業や業務委託などによって収入源を増やす方法もあります。
一方で、副業を検討する際は時間的な負担や勤務先のルール(副業禁止など)、収入が安定しない可能性なども考慮に入れる必要があります。
確認したいこと:勤務先の副業規定、必要な時間、初期費用、収入の見込み、継続できるか
8.利用できる公的支援
収入が減ったときは、「自分で何とかする」だけでなく、公的な支援制度を確認することも大切です。
失業や収入減少などの状況によって、雇用、住まい、家計、社会保険などに関する支援が利用できる場合があります。自分が該当者かどうか確認してみましょう。
また、生活困窮者自立支援制度では、「仕事の支援」「住まいの支援」「家計改善の支援」などが行われています。
確認したいこと:現在の状況で利用できる制度、申請条件、申請期限、相談窓口
9.貯蓄をどの程度維持すべきか
収入が減ると、「貯金を使ってでも今までの生活を維持する」という考え方になりがちです。
ただ、収入がいつ戻るか分からない状態で貯蓄を使い続けると、いざというときの余力が少なくなります。
生活費を守るために使うお金と、できるだけ残しておきたいお金を分けて考えることが重要です。
確認したいこと:毎月の不足額、現在の貯蓄、今後の大きな支出、収入回復までの期間
10.まず何を確認・変更するか
最後に、「今日何をすればいいのか?」を決めます。
収入を増やすことも支出を減らすことも大切ですが、最初から全部に手をつける必要はありません。
まず現在の収入と最低限必要な生活費を確認し、そのうえで大きな固定費、公的支援、収入を増やす方法を順番に調べていきます。
確認したいこと:現在の収入、必要な支出、固定費、公的制度、仕事の選択肢



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「お金」「仕事」「住まい」「支援」の4つの視点から考える
ひとつの分野だけを見て判断すると、思わぬところを見落とすことがあります。
そこで、このサイトでは「お金」「仕事」「住まい」「支援」の4つの視点から整理します。
お金から考える
収入が減ったときは、まず「毎月いくら必要なのか」「いくら足りなくなったのか」を把握することが出発点です。
- 最低限必要な生活費を把握する
- 毎月一定額を支払う固定費と、月によって金額が変わる変動費を分けて考える
- 貯蓄を使う期間と金額を考える
仕事から考える
減ってしまった収入を上げるため、転職や他に収入を得る方法を考える。
- 転職によって収入を上げる
- 副業を検討する
- 現在の仕事を続けながら働き方を変える
住まいから考える
住宅費は家計に占める割合が大きいため、収入減少時には慎重な確認が必要です。
- 住宅ローンや家賃が現在の収入に対して重すぎないか?
- 住み替えによって負担を減らせるか、住み替えはすぐに可能か?
- 売却・賃貸など別の選択肢があるか?
支援から考える
公共の支援については、支援が受けられるとしても申請してからある程度の期間が必要になることが多いです。したがって、生活が苦しくなったときほど、利用できる可能性のある制度を早めに調べることが重要です。
- 雇用・失業に関する支援
- 住まい・家計に関する支援
- 社会保険料などの負担軽減制度
「仕事・収入が変わり、生活が苦しい。」考えられる選択肢。
対応策は、ひとつとは限りません。ここでは代表的な選択肢を整理します。
選択肢A:支出を見直し、現在の生活を維持する
収入が一時的に減っている場合、固定費や不要な支出を見直し、現在の仕事を続ける方法です。
注意点:支出削減だけでは長期的な収入減少に対応できないことがある。
選択肢B:転職して収入を上げる
現在の仕事を変えて、収入や働き方を改善する方法です。
注意点:経験や年齢、地域性など個別に考慮することも多く、状況によっては転職に時間がかかることがある。
選択肢C:副業・追加収入をつくる
現在の仕事を続けながら、新たな収入源をつくる方法です。
注意点:副業収入が安定するとは限らず、本業への影響や勤務先のルールにも注意が必要。
選択肢を比較するときの5つの判断基準



「どれが正解か」ではなく、何を基準に比べるかを決めると整理しやすくなります。
| 判断基準 | 確認すること |
|---|---|
| お金 | 費用・収入・貯蓄・将来の負担 |
| 時間 | いつまでに決める必要があるか |
| 安定性 | 生活への影響や継続性 |
| リスク | 失敗した場合に何が起きるか |
| 将来 | 数年後の生活にどう影響するか |
選択肢を比較する



比較するときは、「一番良い選択肢」を探すより、「自分にとって避けたいリスクは何か」を先に考えると整理しやすくなります。
| 選択肢 | メリット | デメリット | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 支出を見直す | すぐ始めやすい | 削減できる金額に限界がある | 収入減少が一時的な場合 |
| 転職する | 収入そのものを改善できる可能性がある | 時間や転職活動の負担がある | より条件の良い仕事を探せる場合 |
| 副業を始める | 本業を維持しながら収入源を増やせる | 時間と収入が安定しない場合がある | 本業以外に活用できる時間や経験がある場合 |
| 住居費を見直す | 家計への効果が大きい場合がある | 引っ越し費用や通勤・学区問題などが発生する | 住宅費が家計を圧迫している場合 |
モデルケースで考える
ケース1:一時的に収入が減った
状況:賞与や残業代が減り、しばらくの間だけ月収が下がる見込み。
考えること:
- 収入減少がいつまで続くのか
- 現在の生活費で削減できる部分はどこか
- 貯蓄をどの程度使えば乗り切れるのか
考えられる選択肢:固定費の見直し、不要な支出の整理、一定期間の貯蓄活用
最初に確認したいこと:今後の収入見込みと毎月の最低生活費
ケース2:収入減少が長期化しそう
状況:以前の収入水準に戻る見通しが立っていない。
考えること:
- 現在の仕事を続けた場合の収入見込み
- 転職によって収入を戻せる可能性
- 副業などで不足分を補えるか
考えられる選択肢:転職、副業、現在の仕事を続けながら支出を見直す
最初に確認したいこと:今後の収入見込みと転職市場
ケース3:収入減少と住宅費の負担が重なっている
状況:収入が減ったうえ、住宅ローンや家賃の負担が大きく感じられるようになった。
考えること:
- 住宅費が現在の家計にどれだけ影響しているか?
- 収入が変わらない場合も現在の住まいを維持できるか?
- 住み替えなどによって負担を減らせるか?
考えられる選択肢:家計の見直し、収入回復、住み替えが可能か
最初に確認したいこと:住宅費と今後の収入見込み



ケースは特定の個人を診断・評価するものではありません。あくまで、このテーマを考えるための典型例です。
「仕事・収入が変わり、生活が苦しい。」確認したい制度・支援。
利用できる制度や支援は、条件や時期によって異なります。
| 制度・支援 | どんなものか | 確認先 |
|---|---|---|
| 雇用保険の基本手当(失業保険) | 離職した場合などに、求職中の生活を支えるための給付 | ハローワーク |
| 生活困窮者自立支援制度 | 仕事、住まい、家計の立て直しなどを支援 | 自立相談支援機関 相談窓口一覧 |
| 生活福祉資金貸付制度 | 低所得世帯や障害者世帯、高齢者世帯に対して、経済的自立と生活安定を目的として資金の貸付を行う制度 | 各市町村の社会福祉協議会等 |
| 国税(所得税・消費税等)の納付猶予制度 | 一時に納付をすることにより事業の継続や生活が困難となるときや、災害で財産を損失した場合などの特定の事情があるときは、税務署に申請し、認められた場合は原則として1年以内の期間に限り、納税が猶予される制度 | 管轄の税務署 |
| 地方税(住民税・固定資産税等)の納付猶予制度 | 上記の国税と同じで、税金を一時に納めることが困難な事情がある方については、一定の要件に該当する場合、納税の猶予が認められる場合がある | 各市区町村 |
| 国民年金保険料の免除・納付猶予 | 収入減少や失業などで保険料の納付が難しい場合に申請できる制度 | 日本年金機構 |
| 国民健康保険料等の免除・納付猶予 | 国民健康保険や介護保険、後期高齢者医療保険料の納付が難しい場合に個別相談することで、免除や納付猶予が受けられる可能性がある | 各市区町村 |
| 住居確保給付金 | 離職や解雇、やむを得ない休業等の一定の要件を満たす場合、家賃を支援する制度 | 各市区町村、厚生労働省 |



制度は変更されることがあります。利用を検討するときは、必ず最新の公的情報を確認してください。
「仕事・収入が変わり、生活が苦しい。」最初にやること
情報を一度に集めすぎると、かえって何をすればよいのか分からなくなります。
まずは次の5つから始めてください。
- 現在の収入と今後の収入見込みを確認する
- 毎月の最低限必要な生活費を確認する
- 住宅費など大きな固定費を確認する
- 利用できる公的支援を調べる
- 転職・副業・支出削減のどれから始めるか整理する
最初の一歩は、現在の収入と「生活を維持するために最低限必要な金額」を把握することです。
HOW TO|具体的な方法・手続き
ここからは、実際に具体的な方法について解説します。
給与明細や勤務条件などを確認し、何が原因で収入が減ったのかを整理します。
残業代、賞与、勤務時間、基本給など、どの部分が変わったのかを分けて確認してください。
家賃・住宅ローン、食費、光熱費、通信費、保険料、教育費、ローン返済などの金額を確認します。
「今までいくら使っていたか」だけでなく、「これから生活を維持するためにいくら必要か」を把握することがポイントです。
住宅費、通信費、保険料、車関連費など、毎月の支出が大きいものから確認します。
少額の節約を積み重ねるより、家計への影響が大きい支出から見直すほうが効率的です。
転職、副業、勤務時間の変更、現在の仕事を続けながら別の収入源をつくる方法などを比較します。
「収入が増えるか」だけでなく、時間、安定性、リスク、将来性も含めて考えます。
雇用保険、生活困窮者自立支援制度、国民年金保険料の免除・納付猶予など、現在の状況で利用できる制度を確認します。
国民年金保険料の免除・納付猶予は、申請できる期間に期限があるため、納付が難しい場合は早めの確認が重要です。
専門家・公的窓口への相談
複数の問題に同時に直面していたり、手続きが分からない等、内容によっては専門家や公的窓口に相談すべきケースも発生します。
ここでは一般的な相談先、公的窓口について記載します。
| 相談内容 | 主な相談先 |
|---|---|
| 雇用保険の基本手当(失業保険) | ハローワーク |
| 生活費・家計・住まいの相談 | 自立相談支援機関等 |
| 生活資金の貸付(生活福祉資金貸付制度・生活安定資金貸付制度) | 各市町村の社会福祉協議会 |
| 国税(所得税・消費税等)の納付猶予制度 | 管轄の税務署 |
| 地方税(住民税・固定資産税等)の納付猶予制度 | 各市区町村 |
| 国民年金の免除・納付猶予 | 日本年金機構(年金事務所) |
| 国民健康保険料等の免除・納付猶予 | 各市区町村 |
| 借金・ローン返済の相談 | 法テラス・弁護士・司法書士・金融機関等 |
| 住宅ローンの返済相談 | 金融機関・住宅ローン相談窓口等 |
| 住居確保給付金 | 各市区町村 |
まとめ|仕事・収入が変わり、生活が苦しくなった。まず考えること。
最初から答えを決める必要はありません。
まずは、
- 考えることを整理する
- 選択肢を知る
- 判断基準を決める
- 必要な情報を調べる
- 次にやることを決める
この順番で進めると、複雑に見える問題も少しずつ整理できます。
収入が減ったからといって、すぐに転職や引っ越しを決める必要があるとは限りません。反対に、収入減少が長期化しそうなのに、貯蓄を取り崩すだけで先送りするのも危険です。
迷ったときは、すべてを一度に解決しようとせず、「今、一番先に確認することは何か」から考えてみてください。
この記事の情報について
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制度や手続き、サービスの内容は変更される場合があります。具体的な手続きや利用条件については、各公的機関・専門機関等の最新情報をご確認ください。







